はじめに
まだお金の勉強を全くしていなかった頃の話です。
祖母の葬儀が終わり、少し経ったある日のこと。。。
急に電話が鳴り、スマホの画面を見ると
メインバンクの『〇〇銀行 〇〇支店』
と表示されていました。出てみると、
口座に高額のお金が振り込まれていますが、身に覚えはございますか?
もしかして相続などがあったのでしょうか?
確かに数日前に祖母の遺産相続が完了し、私には数百万円が振り込まれていました。
ちょうど定期預金に入れて、親の葬儀や将来の備えの為にしようと考えていたところです。
その旨を伝えたところ、
ぜひ一度お越し頂き、資産の運用についてお話させて下さい。
お越しの前にはご連絡お願い致します。
どうせ定期預金は組もうと思っていたし、いい機会だから妻と一緒に行く事にしました。
そしていざ行ってみると、、、
銀行員からの猛攻撃
銀行に到着し、席へ案内されるとまず担当らしい女性スタッフが対応してくれました。
当面すぐに使わないお金で定期預金を組みたい意思を伝えると、
普通預金は0.001%、定期預金は0.002%の金利しか付きません。
ですのでこれからは投資や外貨積立て保険などが
オススメです!
特に投資とかは興味は無かったのですが、説明だけでも聞いて欲しいと熱心に言ってくるので話を聞く事になりました。すると資料を持ってもう1名男性の方が来られました。
この度はお越し頂き、ありがとうございます。
支店長の〇〇と申します。
一緒にご説明させて頂きますね。
はて?支店長?
そこから二人掛かりでのセールストークが始まりました。
1時間以上だったので細部まではもう覚えていませんが、
- 定期預金(これはサラッと話してあまり勧めてこない)
- 投資信託
- 外貨積立預金
- 個人年金保険(支店長の体験談が盛沢山だった)
- ファンドラップ(面倒な事は全てお任せ頂けます?)
軽い気持ちで銀行行った私たちは、長時間のセールストークで正直頭はクラクラしていました。
それでは資産の4分の1をファンドラップで、
残りを年金保険や外貨積立てに割り当てて・・・
と具体的な配分の話が出てきて、何だか押し切られそうな雰囲気になってきました。
↓↓↓ちなみに私はもうこんな感じでした(笑)↓↓↓
私も面倒だし任せちゃおうかと考えていると、妻の態度が急に変わりました。
妻の機転
どちらかと言うと私より好意的に銀行員の話を聞いていたと思います。
早目に定期預金を組むように言ってきたのも妻でした。その妻が、
私たちは全然こういう金融商品の知識が無いから、
今日はたくさんお話を聞いたけど分からないでしょう?
ひとまず持ち帰って、しっかり勉強してからお返事したらどう?
その言葉で、もう契約しちゃおうと思っていた私はハッと目が覚めました。
結局その日は一部のお金を定期預金に入れて、あとは持ち帰って検討する事となりました。
銀行員コンビはとても残念そうな表情で見送ってくれました。
そして帰宅してから、どうして妻が急に消極的になったのか不思議だったので聞いてみると、
他の商品は良いかも、って思ったけど
あのファンドラップってのが気にいらなかった!
人のお金で勝手に投資して儲けるっておかしくない!?
何か信用出来なくなっちゃった。
あ、それが理由だったのね(笑)
そしてこの件が色々調べてみようと思うきっかけとなりました。
ちなみにこれは後日談ですが、定期預金は解約済みです(笑)
後日YouTubeで真実を知り学びスタート
当時私はYouTubeではゲーム配信くらいしか見ていなかったのですが、
妻は歴史やニュースなどをよく見ていて、
あっちゃんのYouTube大学とか見てみたら?
お金の話とかもしてたと思うよ。
と言ってくれたので早速見てみる事に。
いやー、目から鱗が落ちるってこの事ですね。
他の動画も見まくりました。両学長のリベラルアーツ大学にも出会い見まくりました。
本当に自分は何も知らなかったんだなぁと泣きそうになりました。
- 銀行の窓口に行ってはいけない(経験済)
- カードローン、リボはダメ(経験済)
- 固定費を見直す
- iDeCo、つみたてNISA。。。etc
本当にもっと早くに知りたかった(笑)
本も読み始めました。
最初にこの3冊を一気に読みましたね。とても勉強になりました。
他にも読んでる本、これから読む予定の本がありますがそれはまたの機会に紹介したいと思います。
最後に
私は流されやすい人間で、妻の機転が無ければドップリ沼に嵌まっていたと思います。
奥さん、本当にありがとうm(–)m
自分が体験してみて分かったのですが、
- 同じように相続で資産をもらった人
- 定年で退職金が入ってきた人
こんな人たちは私のように銀行の窓口へ誘導されて、
言いなりになってしまうかもしれません。
今はたくさんの人が書籍、SNSなどで情報発信してくれているので、正しい知識が学べる場が増えてとても素晴らしい事です。
それでも気付かない人や、ぼんやりとは知っているけど深く知ろうとはしない人は確実にいます。
ぜひ自分の周りにそういう人がいたら助けてあげましょう。
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